知り合いの会社の同僚が瀋陽に出向しなければならなくなったそうで、彼女の参考になるように振り返ってみる。
瀋陽。
中国北西部に位置する街で、秋・冬・春の3シーズン空気の悪いところです。
アレルギー疾患のある人はたちまち悪化する恐ろしい場所で、鼻炎持ちの私はずっと鼻ぐずぐずさせていました。
薬があってもね。
▼家の窓からの景色。9月頃のはず

ブログでは歴史的に思い入れがないからという書き方をしていますが、転居の理由として健康上の理由も大きかったです。
南に行ったら行ったで、気候的にゴキブリ三昧の日々になってしまったので、その点は良かったですね、瀋陽。日本人が少ない分結束が固いようで、一人知っているとあっという間に色々な方と繋がります。
そしてその集まりで、日本人の皆さんは9割サマーセットかトレーダーズというホテルレジデンスに暮らしているという事実を知り、打ちのめされていましたね。
▼サマーセット瀋陽のお部屋

▼トレーダーズ瀋陽のお部屋

▼会社が用意したMyマンション。もちろん掃除は自分でネ

初めてサマーセットの部屋を訪れた時の衝撃は忘れられないです。
嫉妬で頭がおかしくなりそうだったなあ。
持っていくものとしては、1年分ぐらいの抗アレルギー薬、基礎化粧品は必須ですね。
瀋陽では手に入らないし、今は行き来できないですから。
逆に食品関係は持って行く必要がありません。
瀋陽の日本スーパーで手に入ります。
あとは冬のブーツですね。
スパイクがついているタイプのもの。
瀋陽で探してもなかったので、日本で買って送ってもらいました。
今はEMSの規制が厳しくなったので、転送ドットコムなどの利用はしないほうがいいです。
瀋陽へ行く前に全て用意して、引っ越し荷物と一緒に送るのがいいです。
当時の私は日高の塩昆布に感動して涙を流すような生活レベルだったのですが、サマーセット暮らしならスタバが近いので、毎日癒されに行くことが可能です。
私が居た頃はスタバの向かい側に伊勢丹もあったので、あの辺は天国でしたね。
ただ、そこに行くまでバスに乗らなければならない距離だったので、滞在中結局2回ぐらいしか行かなかったような。
なんでかな?と思い返してみると、空気が汚すぎて外に出たくなかったんですよね。
もう1度暮らせるか?
と聞かれたら即答でNOという地域で、夏だけ2泊ぐらいの滞在なら行ってみたい気もするが、人の面白さよりも健康に暮らせないのが私的に無理でした。
これは瀋陽に限らず中国全土で言えることですが、スーパーで売っている野菜は徹底的に洗ってからでないと調理できないし、中国産の肉なんて買ってはいけないので、自炊も大変です。
食の安全がない国です。
オーガニックの野菜は瀋陽でも深センでも売っていましたが、瀋陽の場合はみんな高くて買わないので野菜が古くなっていました。
この点、お金持ちの多い深センだと比較的新しめの有機野菜も手に入ったので、やっぱり深センは暮らしやすかった。
瀋陽の良かった点は、水餃子とお粥の美味しくて安い店が近所にあった事。
これは瀋陽の町中で容易に見つけることができます。
深センで似た様な店を探したのですがなく、寂しい思いをしました。
中国の発展は早いので、私がいた7年前と比べて瀋陽もきっと大きく変わっていると思います。
貴重な経験には違いないので、めいいっぱい楽しんでみてください。
開き直って水餃子研究ブログでも書いてみれば、新しい人生が開けるかも▼中国生活必需品まとめサイト
https://china-life.info/▼サマーセット瀋陽
《agoda》サマーセット フーピン シュンヤン (Somerset Heping Shenyang)▼トレーダーズ瀋陽(最近ホテル名が変わったそうです)
《expedia》ジェン瀋陽市バイ シャングリラ